最初に書いておきますけど、レンタル着物をdisるとかリサイクル着物やめて反物から仕立てろ!って記事じゃないです。

レンタル着物の増加

先日、京都の着付師さんとメッセンジャーで話をしておりましてね。

今、京都ではレンタル着物がすっごい増えてるみたいでもうバブル状態だとか。
外国人観光客も増加しまくってますし、データ見なくても京都で暮らした10年思えば体感レベルで増えてます。着物姿を見る事も増えた。

単純に着物姿が京都に増える事はうれしいんですよねー。

 その着付師さん曰く、「どこも人手が足りてないのか、着物の事あんまり知らない人や、着付けの技術が未熟な人たちが着付ける状態」が増えてるらしい。

レンタル着物は着物を着付けて貸し出す商売ですから、気軽ですし、京都に来る観光客としては「着物で京都」っていうレジャーとしては魅力的だと思いますし。手ぶらでいけるみたいですしね。

ただ、不快な思いをする人も増えてるっぽくて。
所作知らない人からしたら洋服と同じ動きしてたらまぁ着崩れると思うんですよ。仕方ないよ知らないしやったことないんだから。

紐とかギュウギュウに締めると多少はキープできるからそういうのんしてるのかなぁ?
「着物は苦しい」ってイメージ持たれるとネガティブな印象残ってしまいますよね。やだなぁ。

私自身、レンタル着物をしたことが無いから主観的な意見は言えないんです。
レンタル着物業界からしたら「外野は黙ってろ」と云ったとこだと思います。

レンタル着物に関しては、お客さんが「着物で京都」を楽しめたら結果オーライでありましょう。
実際レンタルのおかげで京都に着物姿が増えてるのは間違いない事ですし。

着物を貸し出すだけの損料屋と、熟練の着付師たちが別で動けばもっとクオリティ上がるんじゃないかなーとか思ったりもしました。

リサイクル着物

古来、着物って親から子へと受け継がれてきたモンですから、このリサイクル着物ってシステムは素敵です。実際相場も普段着なら3000円程度、絹の晴れ着でも1万円とかから買える店多いですし。

京都の骨董市に行くととんでもない量のリサイクル着物がありますからね。

毎月21日に東寺でやってる弘法市

毎月25日に北野天満宮でやってる天神市

いい着物もありますよ、昔はよく行ってコレクション増やしてました。

私も仕立てた事は一度しかなくて、松坂木綿の縞を使ってます。
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なんでこんな写真しか無いんだオイ。

他はずっとリサイクル着物でした。最初の着物もリサイクル着物。2000円とかだったなぁ。

入口はリサイクル着物がいいですよ。練習になるし、汚れ気にせず使えますし。

仕立てた着物はやっぱり別格のフィット感ですけどね。オートクチュールですし。
私のこの着物は反物で3万くらい?仕立てで1万ちょい。5万円もせずに一生使える着物を手に入れました。

ただ、リサイクル着物って扱い方が雑な店もわりと多いですから注意。
骨董市とかゴミのように山積みにしてます。たまにいいのが眠ってたりしますけどね。


着物のイイところって、構造がシンプルなんで裁縫がそんなに上手じゃなくても修理するの簡単なんですよ。だから少しほつれたとかならチクチク縫えばすぐ回復します。だから長持ちするんですよね。

ファストファッションみたいな消耗品としてではなくて、長く大事に使える衣類です。
リサイクルでいいの見つけたら修理しながら使えば、そりゃもう何年何十年も使えます。

着物の入り口としてはオススメです。
以前、ランサーズで有名な吉見夏美さんにも京都いちオシの店を紹介しました。

3年探しても見つからなかったものが一瞬で見つかったときの話


京都のリサイクル着物なら「彼方此方屋」がオススメです。オーナーの着物愛がもう凄い。
尊敬してますほんと。

今を生きる職人さんたちの未来

レンタル着物は気軽でいいね、リサイクル着物はオススメですよ。

って話してきましたけど、問題なのはレンタル着物はだいたいポリとかでしょうしリサイクルは古物ですし、裾野は広がるけど現代の職人たちへお金が流れないんですよね。難しい問題ですよコレ。

難しいよなーって思ってるだけで、当事者でもないし生産者でも無いから具体的な解決策とかさっぱりイメージもわきませんけどね。危惧だけしてます!(ハッキリ)

いちユーザーとして、反物織ったり帯織ったりする職人さんたちが食べていけるような将来になればいいのになーと願っています。欲しい!って思うものがあれば買いますよ。

私が使ってる普段着はこんな感じです。

●長着(着物のこと)
松坂木綿(仕立てたヤツ)
デニム(Lサイズのプレタポルテ)

●羽織・半纏
黒の長羽織x2(もらいもの)
縫ってもらった半纏

●帯
織ってもらった裂織の帯
幅広の綿の帯(リサイクル着物)
正絹のつづれ織の帯(もらいもの)
羅の帯(リサイクル着物)
ミンサーの帯
三尺紐(ただの布)

●重ねて着るもの
浴衣(もらいものx1)(縫ってもらったものx1)

●夏場の浴衣
浴衣(縫ってもらったものx2)(リサイクル着物x1)

です。長襦袢は着てません。上の写真で浴衣がチラリしてますけどアレが下馬付きって着方でして歌舞伎役者さんとか楽屋であんな感じです。
同じ着物で十分なんで新しく欲しいって思わないんですよね。全部に想いが詰まってるから大事にしてますし。ここに追加するとしても、木綿の長着か浴衣ですね。あと浴衣かなぁ。


やっぱり後継者不足が凄いみたいですね。身近な西陣織の職人の話聞いてるだけでもかなり危険な状況であると言ってます。農業も似たような状況ですけどね。

これまた難しい話ですけど、着物や帯って一回作ったら基本的に長持ちするんで洋服みたいにポンポン買うもんでも無いんですよね。


とりとめない雑感の記事になってしもたけど、こんな感じでモイモイ考えております。